越谷レイクタウン「ザ・キッチンガーデン」
埼玉県越谷市南東部。湖を街の中心に、東京ドーム50個分225.6ヘクタールにも及ぶ再開発が進む「越谷レイクタウン」は、今話題のエコタウン。
その敷地内の一画に建設された「Brillia 越谷レイクタウン」では、持続可能なエコロジーライフを実践するために、住民の方をはじめ地域一体となった数々の試みが行われています。
カーシェアリング、敷地内の家庭菜園「ザ・キッチンガーデン」、エコライフ教室、菜園教室など、エコなソフトサービスが充実している「Brillia 越谷レイクタウン」。今回は2011年夏に開催された「第4回 菜園教室」(7月)、「第5回 エコライフ教室」(8月)をご紹介します。
第4回 菜園教室 ~育てた野菜を収穫しよう~
7月中旬、晴天に恵まれたこの日――。週末ファーミングの「第4回 菜園教室」が行われました。週末ファーミングとは、近隣の農家さんにご協力をいただいて、住民の方に畑を貸し出し、月に1回教室を開催するというもの。現在は、「Brillia 越谷レイクタウン」から約3km離れた渋谷農園さんで、その活動が行われています。もちろんその農法は、人と自然にやさしい自然派農法です。
午前9時、参加者の方々が集合し、まずは前回のおさらいと畑の見回り、成長具合の確認をします。その後、春の作付けから数ヶ月経ち、立派に育ったトウモロコシ、ジャガイモ、インゲン、カブを収穫。ミニトマトの脇芽取りと誘引、8月以降の野菜作りのための準備として整地も行いました。
参加されているほとんどの方が農業初体験の方ばかりですが、「いろいろな野菜の収穫ができて、とても楽しかった」「野菜の生長は、とても早いのですね!」「早くも、秋の収穫が楽しみです(笑)」と、収穫したばかりの野菜を手にとても楽しそう。
それぞれの畑で収穫した野菜を交換される姿もみられ、教室も回を重ねるごとに住民の方同士の交流も深まっています。
土づくりや整地、作付け、手入れ、収穫、次季への準備……。野菜を収穫するまでには多くの手間がかかります。しかし、実際の農家さんの指導を受けることで、「Brillia 越谷レイクタウン」では、初心者の方でも簡単に野菜作りをはじめることができます。汗を流し土に触れ、見事に育った野菜を収穫することで、自分たちの手で育てる喜び、採れたて野菜のおいしさと大地の恵みを体感できる、嬉しい収穫祭となりました。
第5回 エコライフ教室 ~かき氷シロップを作ろう~
今回は、夏のデザート"かき氷"に欠かせない色とりどりのシロップを、身近な素材を使い、合成着色料なしで作るというもの。材料にはマンゴー、オレンジ、抹茶が用意され、どのようなシロップができるのか子供たちも興味津々です。
作り方はとても簡単。フルーツシロップはそれぞれの果汁に砂糖を加え、とろみが出るまで煮つめ、香りづけに菜園で採れたレモングラスとレモンバームを入れて冷ませば完成。抹茶は砂糖水を加え、茶せんでしっかり混ぜるだけ。抹茶と砂糖水の量を少しずつ足しながら、好みの濃度に調節していくのがポイントです。
シロップができた後は、懐かしいかき氷機を使ったお待ちかねの実食。好みのシロップをかけ、菜園で収穫したミントをトッピングすれば、100%ナチュラルなかき氷の完成です。子供たちからは、「作るのが大変だったけれど、美味しかった!」「うまくできてうれしかった。」など、既製の氷菓子とはちがう、100%手作り&フレッシュなかき氷に大満足。「子供から大人まで、みんな一緒に作ることができて楽しかった。」「みんなが喜んでいる姿が見られて嬉しかった。」「かき氷の機械を久しぶりに見て、とても懐かしかった」など、親御さんたちからも好評でした。また、開催後のアンケートには、「ほかにも無添加のお菓子の作り方を知りたい。」「カレーをスパイスから作ってみたい。」など、住民の方々の"安心・安全な食"への関心の高さをうかがえるご意見が寄せられました。
ちょっとしたアイディアと行動、工夫次第で毎日の暮らしは楽しいエコライフになります。