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大人の社会科見学 ~震度7を体験してみよう~

6/24 Sat 2023・7/23 Sat 2022

防災に関する知識や技術を学べる体験施設「本所防災館」での大人の社会科見学。
インストラクターの解説を受けながら、地震・水害・火災など災害の脅威をリアルに体験したり、応急手当に使うAEDの操作を学んだりしていただきました。

会場

東京消防庁・本所防災館(都民防災教育センター)

東京都民の皆さんの安全な暮らしを目指し、楽しみながら地震の揺れの体験、初期消火や応急手当、火災の煙からの避難要領など、防災に関する知識や技術を学んでいただく体験施設。

住所
東京都墨田区横川4-6-6
休館日
水曜・第3木曜・年末年始(詳細はサイトをご確認ください。)
公式サイト
公式サイトはこちらから

※防災体験ツアーは要予約。(入場無料)

防災シアター

「もし今、首都・東京でマグニチュード7クラスの大地震が起こったらどうなるか」を解説した映像を鑑賞。今後30年以内に70%の確立で発生すると予想されている『首都直下型地震』への備え、自助と共助の重要性について学びました。
画面が大きく音の迫力などもあり、災害を身近に感じるひとときでした。

ここからはグループに分かれて各体験コーナーを回ります。それぞれのグループにインストラクターがついてくださり解説していただけるそう。

地震体験コーナー

2021年4月1日にリニューアルした起震装置。1995年の阪神・淡路大震災、2016年の熊本地震、1923年の関東大震災など、いずれも被害の大きかった震度7クラスの地震を体験。関東大震災では参加者のからだが一瞬上に跳ねたあとぐるぐると左右前後に振りまわされる様子に驚きました。周りにあるモノが飛んでくるかもしれない恐怖に部屋の中の家具やTVを固定をしなければと強く感じました。

タワーマンションなど高層の建物で起きやすい「長周期地震動」の再現では、横に1mほどスライドするような大きな長い揺れを体験しました。長周期地震動による揺れでは、家具類が倒れたり・落ちたり・大きく移動したりする危険があります。

都市型水害体験コーナー

ここは、水圧の凄さと怖さを実感していただくとともに、事前に気象情報や天気予報の把握とハザードマップを活用し浸水危険箇所などを把握しておく必要性を改めて認識する体験コーナー。

局地的集中豪雨などの浸水時に、浸水の深さ10㎝、20㎝、30㎝ごとでドアにかかる水圧を機械的に再現した装置で体験。女性の方でも深さ10㎝の水圧であれば、ドアを開けて逃げられましたが、深さ20㎝になると少ししかドアが開きませんでした。
続いて、道路上でアンダーパスにはまってしまった自動車内からドアを開けて逃げられるかを体験。深さ10㎝のドアにかかる水圧でも座席に座った態勢から逃げることは難しかったようです。
皆さん水圧のすごさ、逃げられない怖さを実感されたようです。

消火体験コーナー

皆さんご自宅に消火器を置いていますか?マンションの共用廊下には一定間隔で置かれています。是非、場所を確認しておいてください。
また、天ぷらなどの揚げ物をしていて炎が上がってしまった時は、絶対に水をかけてはいけません!水をかけると一瞬のうちに炎は天井にまで広がってしまい、消火器でも消せなくなってしまいます。天井まで炎が届いてしまったら「即、逃げましょう!」
このコーナーでは、消火器の使い方を教えてもらい、実際の火災をシミュレートした大型スクリーンに向かって水消火器で消火する体験をしました。

煙体験コーナー

まず、「煙の中では、なぜ姿勢を低くして歩くのか?」皆さん理由をご存知ですか?
煙は火災により発生する熱い空気です。熱い空気は上昇しますので、上から下に充満していきます。避難する時は姿勢を低くすることが重要。また、停電等により周りが暗くなった時は、手を壁につけて壁伝いに避難します。その際、一度つけた手は、絶対に変えないことが重要です。(右左を変えると同じところを輪廻してしまいます。)
説明を受けたあと、建物火災を想定した体験室へ。天井から腰高あたりまで煙で充満している廊下を姿勢を低くして移動します。ここで注意。必ず開けた扉は閉めながら移動してください。扉を開け放しにしてしまうと避難経路に煙が充満して逃げ遅れる原因にもなります。

出火原因は、放火、たばこ、コンロなどが主な原因ですが、電気火災の原因として多いのが「タコ足配線」によるもの。タコ足により多くの電化製品が接続されると、コンセントプラグ及び配線に多くの電流が流れることで過熱されます。また、コンセントプラグの密接箇所にホコリが溜まってこのホコリに湿気(水分)が溜まるとショートし、トラッキング現象により、出火の危険性が高まります。
特に、冷蔵庫やテレビ、家具の背面にあるコンセントは、ホコリが溜まりやすいので、要注意。大掃除などに合わせて掃除をすることを習慣付けるとよいでしょう。

応急手当体験コーナー

目の前に傷病者を見つけた時、皆さんはどうしますか?
こちらのコーナーでは、傷病者を見つけてから救急車が到着するまでに行う心肺蘇生法や、AED(自動体外式除細動器)などの応急手当を、訓練用の人形を実際に使って体験。しかし、一人では救急車の手配をしながら心肺蘇生をし続けることは困難です。周りの人に「あなたは救急車を呼んでください」「あなたはAEDを持ってきてください」「あなたは一緒に心肺蘇生を手伝ってください」など声をかけて協力してもらうことが重要です。

東京消防庁の防災館は、本所防災館のほか、池袋防災館、立川防災館の3つがあります。
ご紹介した他にVRでの災害体験など、実際に起こりうる災害場面も体験できます。お一人でも申し込めますが、管理組合の理事の方、ご家族・ご友人を集めて、是非体験してみてください。

防災は知識として知っていても体験してみなければ本当の恐ろしさはわからないと思いました。本日は体験できて本当に良かったと思います。

消火器は職場で体験していたが、その他(水圧、煙)はなかなか出来ない体験なのでおもしろかった。

けむり体験、地震、震度7の体験など、初めてで貴重な体験でした。本当にあるとパニックになり怖さも出ると実感し、改めて防災意識が高まりました。

体験に加え、役に立つ情報も満載で、これからは防災意識を日々持ちながら過ごしたいと思いました。特に震度7の体験が印象に残りました。

普段から備えはしていたが、不足している部分に気づけて良かった。

普段できないがとても必要である体験ができ、実践に生かせるようにします。