7/23 Thu 2020

今回、レジーナ河口湖周辺の自然林を探検してくれたのは、TVでおなじみの"ささき隊長"です。あいにく小雨が降る中でしたが、現地の珍しい植物や昆虫をみつけたり、参加者それぞれの知りたい生物の名前を聞いては、面白い解説をしてくれたりと、遠くにいながら自然を身近に感じられた1時間でした！

現地紹介

ホテルレジーナ河口湖

富士山を目の前にのぞむ自然に囲まれたホテルです。テニスコートや室内プール、温泉の大浴場、会議室など多彩な施設を完備。ご家族やグループ、研修などにご利用いただけます。 周辺にはゴルフ場、富士急ハイランドがあり、ゴルフの宿泊プランも人気です。

本日の講師

佐々木 洋（ささき ひろし）先生

25年以上にわたり環境教育・自然解説活動を展開。日本では数少ないプロフェッショナルのナチュラリスト（自然解説者）として、講演、執筆、写真撮影、テレビやラジオ番組への出演・監修など幅広く活躍。日本自然科学写真協会会員、日本自然環境専門学校講師。 NHKの「ひるまえほっと」やBS日テレの「アンパンマンくらぶ」等、テレビ番組にもよく出演されていて、「きみのすむまちではっけん！となりの「ミステリー生物」ずかん」というミステリー生物についての著書もある自然観察のプロフェッショナルです。

現地の自然を探検

当日はあいにくの小雨の降る中、ささき隊長がいろいろな生き物を見つけるところから始まりました！「雨だけど緑が鮮やかだね」といいながら次から次へと小さい生き物を見つけては解説されていきます。「黄色い花はマツヨイグサ、鮮やかな紫の花はヤマホタルブクロ、ヒメジョオン、シジミの形に似ているからシジミチョウ、珍しいカミキリムシまで・・・鳥も鳴いています。ヒヨドリ、ホオジロ・・・ガビチョウは林に響き渡るきれいな声ですね。あっ！蜘蛛の網に雨露がついて宝石のようにもなっています。」ふだんは雑草だらけと思って見過ごしてしまう自然の中にも一生懸命生きている小さいものがたくさんいるんですね。

さらに探検が続きます。「アカマツの多い林だね。少し行くと林の中にずっと続いている細い道があるね。おっと道の真ん中に大きな岩があるよ。これは溶岩が冷えたものだね。小さい穴がいっぱいあいています。樹に丸い穴があいてるよ。これはコゲラというキツツキの巣だね。くちばしでつついて穴をあけたんだよ。」

みんなの質問にこたえるよ！

後半はホテル内のバルコニーからみんなとお話しするよ！「事前に探検してみんなに見せたいものを集めました。紹介するね」といいながら何かが入った箱をだしてきたささき隊長。「まずはコレ。松ぼっくりです。隣のはリスにかじられちゃった松ぼっくりなんです。クルミもリスの大好物なんです。レジーナ河口湖のまわりの林は【リスの森】なんだね。あとはサンショウの実です。これはウナギを食べるときにかけたりする薬味になるよ。」

「続いてはコレ。僕の大好きなオオキンカメムシ君です。模様をみてごらん！怒った顔が逆さにすると泣いてる顔に見えませんか？」

「ここからはみんなに質問するよ！第１問《タヌキは鳴くでしょうか？》」（お子様たち「鳴かないかな？」「鳴くよ！」）「ピンポンピンポン！正解は鳴きます。キューって鳴くんです」（笑）。
「みんなの興味のある生き物をそれぞれ教えてください。その生き物について解説するよ！」（お子様「カマキリ！」）「カマキリが鎌を振る速さ知ってるかな？なんと1秒間に15～20回もふるんだよ。スゴイね。」
このあともささき隊長は生き物の名前を出されるたび面白いエピソード付の説明で、楽しいやりとりに盛り上がりました。参加されたご家族には自然豊かな河口湖を感じていただけたようです。