1.26 Sat 2019
「鶴屋吉信 TOKYO MISE」の職人、梅津さんに教わる「季節の和菓子作り教室」。
「こなし」と「白餡」の組み合わせで作る京菓子の職人技を目の前で見せていただき、伝統的で色鮮やかな京菓子作りを体験しました。
本日の先生
創業は江戸時代の1803年京都にて「上菓子屋」として幕府に公認された鶴屋吉信。
お茶のために生まれた「京菓子」の技と感性をご体感いただきました。
講師は「鶴屋吉信 TOKYO MISE」(三越前COREDO室町3 1階)の梅津職人。
鶴屋吉信TOKYO MISEは、代表銘菓京観世、柚餅ほか四季折々の和菓子販売と、和カフェ、そして梅津職人が腕を振るう生菓子実演コーナー「菓遊茶屋」があります。
会場はこちら
東京建物八重洲ビル 1階 Brilliaラウンジ
京菓子は「こなし」
「こなし」は小麦粉、餅粉を伝統の配分で混ぜ蒸したものに色付けしたものです。この「こなし」と白いんげんと白小豆で作った「白餡」との組みあわせで絶妙な技の芸術品が京菓子なのです。ですので普通の和菓子とは全く違う食感なのです。楽しい話術で皆さんを楽しませながら、鮮やかな手さばきで次々と色とりどりの作品を披露してくださいました。
さぁ皆さんも作ってみましょう。1月ですので季節の和菓子ひとつめは「冬椿」です。赤こなしを丸く伸ばし、1か所緑こなしを付けます。裏返して白餡をのせて包み込みます。皆さんもテキストと先生のジョークに笑いながら茶巾絞りで形が出来上がってきます。
ふたつめは「福の春」です。小倉餡と金時餡をあわせて裏ごしします。団子にした小倉餡に裏ごししたきんとんをつけ、形を決めます。最後に黄色のこなしを漉し器で裏ごしし、お花のように飾り付けます。
三つ目は「黄水仙」です。クレープのように焼いた黄色の生地を花弁のようにたたむところが難しい。「あれっ餃子になっちゃった!?」と助けを求める皆さんに梅津さんが笑いを誘うアドバイスをされながら終始和やかな和菓子作りを楽しんでいただきました。
皆さんの作品はこちら
参加者の声
鶴屋吉信さんとは元々大好きな和菓子屋さんで、とてもとても嬉しかったです。梅津さんの解説は大変わかりやすかったです。
知らないことが知られてよかった。体験だけではなく知識が増えて満足です。
とても難しかったですが、大変おもしろかったです。自宅でもチャレンジしてみます。
とても楽しかったです。職人さんの凄さがよく分かりました。