9.29 Sun 2019
講師の方のご紹介
アシスタント背景美塾の前田塾長(右)と人気漫画家のアシスタントとして第一線で活躍されている柚木先生(左)に教えていただきました。
マンガができるまで
皆さんが読むマンガですが、どのような流れでマンガ雑誌になるのでしょうか?
マンガ雑誌はB5の紙の大きさですが、マンガの原画はもっと大きな紙が使われます。
コマ割をしてその中にラフな人物や吹き出しが描かれます。そのあとペン入れして黒でかげを入れたり、背景が書き込まれたりしてマンガの世界が出来上がっていきます。
では、マンガを描くプロの道具をみてみましょう。ペンの種類がたくさん!一番よく使うのが「Gペン」です。早速輪郭を描いてみましょう。手を動かすのではなく紙を動かしながら描くのがプロの技です。ほらスイスイ描けるでしょう?
※Gペンは、マンガのキャラクター、効果線(強は太い線、弱は細い線)をペン先の角度や筆圧加減することによって太い線、細い線を使い分けて表現できます。
続いてトーンの貼り方です。トーンを置いたらカッターを軽く持ってまっすぐ腕ごと引く感じに。強く引くと台紙まで切れてしまうので注意。周りのトーンをめくるときれいな絵が現れます。あとはおいしそうな光を表すためにおでこの部分をカッターで削ってみましょう。丸みを帯びたタコさんウインナー君が出来上がり!
おうちを描いてみよう!
今日は立体的な建物を描く練習をします。皆さんの前に立方体のリッポウちゃんを用意しました。これを描いてみましょう!続いておうちには屋根があります。屋根っぽく描くには線の延ばし方が重要です。手順を追って描いてみましょう。最後は余計な線をネリケシで消します。
最後はトーン貼りに挑戦。屋根や壁に好きなトーンを貼ってみましょう。
さあ 出来上がり!!おみやげは漫画家の必須アイテム「Gペン」です。おうちに帰っても描き続けてくださいね。
参加者の声
《こども》
・トーンを初めてはったので、楽しかった。
・プロの方に教えてもらえる、貴重な体験ができました。
・ふだんできないものをできた。
《おとな》
・思いの他夢中になりました。
・子供の興味があることに一緒に取り組めて楽しかった。
・講師の方が適度にフォローしてくれたおかげで初めてでも何とか形になってうれしかった。娘がマンガに興味があったためとても楽しく参加できました。
・講師の方の説明やかけ合いがとても上手で分かりやすく、親子でとても楽しめました。子供の世界もまた広がったと思います。あっという間の2時間でした。