Brillia くらしのコラム

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オンライン会議で「いい感じ」に映る方法

コロナ禍でリモートワーク化が進み、オンライン上で会議をしたりセミナーを受けたりする機会が増えました。
その際に気になるのは、やっぱり自分の画面映りですよね。
そこで今回は、これだけは気をつけたい、カメラ写りをよくする基本テクをご紹介します。

カメラの位置を「目線の高さ」に合わせる

まず確認したいのが、カメラの位置です。よく見かけるのは写真上のように、上から覗き込んだ姿勢で映っている人(カエルですが...)です。なんとなく上から見下ろしている、「上から目線」的な印象を受けませんか? それに、ちょっと猫背にも見えますね。これはパソコンやタブレットなどに内蔵されているカメラの位置が、目線よりも下にあることが原因です。とくにノート型パソコンの場合、机にパソコンを置くとカメラは目線よりも低い位置になりがちで、結果、覗き込むことになってしまいます。カメラの位置は、目線と同じ高さがベスト。ノート型パソコンの場合は、本や雑誌を積み重ねた上にパソコンを載せるなどして高さを調整しましょう。これだけで画面映りの印象は変わります(写真下)。
また、カメラと顔が近くなり過ぎないようにも注意して。画面いっぱいに顔が映ると圧迫感が出ますので、胸から上が映るくらいに離れると、いい感じに収まります。

「逆光」を避け、明るい方向に向かって座る

どうしても顔が暗く映ってしまうことってありますよね。顔が暗いと相手に表情が見えづらくなるだけでなく、陰気で元気がなさそうにも見えます。暗く映る原因として最も可能性が高いのは、写真のように窓や照明が自分の背中側にある「逆光」の場合です。パソコンやタブレット内蔵のカメラは明るさを自動調整する機能があり、背景が明る過ぎると全体の明るさを落とす仕組みになっています。このため映っている顔も必要以上に暗くなってしまうのです。
もし場所を移動できるなら、日中の場合は光が差し込む窓の方向を、外が暗い夜間なら室内の照明の方向を向いて座ると、顔が明るくなり、画面に明るく映ることができます。スペースの関係などで移動が難しい場合は、日中はカーテンなどで光の入る量を調節しましょう。夜間の場合はデスクライトなどの照明を自分の斜め前に置き、顔を明るく照らすようにしてみてください。

背景には、なるべくシンプルな場所を選ぶ

画面に映っている自分だけでなく、背景にも気を配りましょう。ごちゃごちゃと物が映っていると散らかっているように見え、相手の意識が背景にチラチラ飛んでしまうことにもなりかねません。また、生活感のある様子はオンライン飲み会などではいいかも知れませんが、会議では避けたいですね。背景は、やはりシンプルな壁が理想です。そのほうが写真下のように画面映りもスッキリして好印象です。壁だけでは殺風景過ぎるように感じる場合は、お気に入りのソファや椅子、グリーンなどを脇にさりげなく入れてみても。画面にアクセントがつき、リラックスした雰囲気を漂わせることもできます。
このように些細なことでも少し気をつけるだけで、画面映りは確実によくなります。家のなかで最適な場所を探して、オンライン会議のための定位置を作ってしまうのもおすすめです。リモートワーク生活を充実させるためにも、ぜひお試しください。

撮影・文/石野祐子(Forest inc.

フリーランスエディター・ライター。家事セラピストユニット「いえはな」主宰。海外ウエディング誌、女性情報誌、ファッション誌、インテリア誌などの編集を経てフリーに。料理やインテリア、育児、健康など、女性の暮らしにまつわるジャンルにて執筆。また、文筆家&生活哲学家・辰巳渚主宰の『家事塾』にて学び、1級家事セラピストの資格を取得。2016年より自宅教室「いえはな」を主宰し、すっきり暮らす片づけの考え方や、日々の家事をラクに気持ちよく回すための秘訣を伝えている。

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