Brillia くらしのコラム

気持ちのいい暮らしのつくりかた

冷え症改善に効果的なグッズ&飲み物

立春を過ぎたとはいえ、まだまだ寒さが続きますね。
今月のコラムは、冷え症の私がこれまでにいろいろ試してきて効果アリ!と感じたモノをご紹介します。
どれも手軽で無理なく続けられるものばかりですので、ぜひ暮らしに取り入れてみてください。

まるで足湯! デスクワーク時の必需品

体をほとんど動かさずにじっと座って原稿を書くことが多い私にとって、足元の冷えは大敵です。靴下を重ねばきしたりブーツスリッパを履いたりしても、冷え症の私の足の指にはいつも霜焼けが...。この悩みを解決してくれたのが、6年ほど前に購入した「クロッツ やわらか湯たんぽ」です(現在販売されている商品は写真のものと色が異なります)。
これはウェットスーツ素材で作られたブーツ型湯たんぽ。お湯を注いで履くと足元からじ〜んわりあたたかくなり、10分ほどで全身がポカポカになって本当に気持ちがいいんです! 肌触りのいい柔らかな生地は履き心地もよく、断熱性もあるので低温やけどの心配もありません。保温性も高いので長時間ポカポカが続き、冷めてきたなと思ったらお湯を入れ替えるだけ。私はこの湯たんぽのおかげで、かなり快適に在宅ワークができるようになりました。

スウェーデンの伝統的な自然療法で温活

寒いと体がこわばるので凝りが生じがちです。さらにパソコン作業などをすると、首から上がガチガチに...。そんな時に私が愛用しているのは、「麦の温冷アイピロー&ネックピロー」です。どちらも中袋に有機小麦と天然ラベンダーが詰まっていて、コップ1杯の水と一緒にレンジでチンしてから使います。
温めたアイピローを目の上に乗せると、疲れた筋肉が緩んでくるのが感じられてリラックスできます。ネックピローは首にかけたりお腹や腰に当てたりと、使い方いろいろ。温まった小麦が熱をゆっくり放出しながらリンパや血液の流れをよくし、凝りをほぐしてくれます。首にかけると、肩、さらに鎖骨の下まで温めてくれて、あぁ気持ちいい〜。ほのかに感じるラベンダーの香り、スウェーデンの老舗ブランド・KLIPPANの可愛いファブリックカバーにも癒されますし、繰り返し長く使えるのも気に入っています。夏は冷やしてクールパックとしても使えます。

体内の新陳代謝を促す「梅しょう番茶」

仕事の合間やホッとひと息つきたい時に飲むのが、梅干し・しょう油・番茶(三年番茶またはほうじ茶)で作る「梅しょう番茶」です。作り方は簡単。コップに梅干し中サイズ1個、しょう油4〜5滴を加えてよく混ぜ合わせ、熱い番茶を注げばできあがりです。かき混ぜながらゆっくり飲むと、体の内側からじわじわ温まってきます。
この梅しょう番茶は老廃物を体内から出し、疲れをとってくれる働きもあります。梅干しに含まれるクエン酸は血液を浄化し、しょう油に含まれている酵素は胃腸の働きを活発にし、番茶には整腸作用もあります。疲れを感じる時や風邪気味かな?と思った時などには、とくにおすすめです。飲むタイミングは朝起きた時や空腹時が効くそうです。番茶をわざわざ買うのがちょっと面倒かもしれませんが、香ばしくて美味しいですよ。それに、お塩を少し加えてうがいをすると風邪の予防にもなり、喉の痛みもとってくれます。

お味噌汁にショウガを加えてポカポカに!

発酵食品である味噌には体を温める作用があるため、お味噌汁を飲むことは冷えとりにとてもいいそうです。これなら手軽に毎日続けられますしね。さらに効果を上げたい時は、仕上げにショウガのすりおろしを加え、少し加熱してから飲んでみてください。血流が促されて体が芯から温められ、飲んでいる最中からポカポカしてくるはずですよ。先ほどの梅しょう番茶にすりおろしショウガを加えるのも、もちろんアリです。ショウガは体を温めてくれる食材の代表格。積極的に毎日の食事に取り入れましょう。
体温が低めで冷え症だった私ですが、体を温めることを意識して続けるうちに少しずつ改善してきました。冷えは万病の元。リモートワークなどで家にいる時間が長くなった今は温活のチャンスです! 冷え予防を心がけて、残りの冬も元気に乗り切りましょう。

撮影・文/石野祐子(Forest inc.

フリーランスエディター・ライター。家事セラピストユニット「いえはな」主宰。海外ウエディング誌、女性情報誌、ファッション誌、インテリア誌などの編集を経てフリーに。料理やインテリア、育児、健康など、女性の暮らしにまつわるジャンルにて執筆。また、文筆家&生活哲学家・辰巳渚主宰の『家事塾』にて学び、1級家事セラピストの資格を取得。2016年より自宅教室「いえはな」を主宰し、すっきり暮らす片づけの考え方や、日々の家事をラクに気持ちよく回すための秘訣を伝えている。

このページの先頭へ戻る