Brillia くらしのコラム

気持ちのいい暮らしのつくりかた

ちょこっと掃除のすすめ

部屋をきれいに保つ秘訣は、こまめな掃除。分かってはいても、これがなかなかできないんですよね...。
今回は、億劫になりがちな掃除をサポートしてくれるアイテムをご紹介します。
毎日ちょこっと掃除をする習慣を身につけてしまえば、年末の大掃除を頑張る必要もなくなりますよ!

目についたゴミは、箒で手早くひと掃き

「掃除は掃除機でするもの」と、思っていませんか? 確かに掃除機は吸引力抜群の心強い存在。でも、音がするので使用時間が限られる、出し入れが意外と面倒、吸い取ったゴミを捨てる瞬間が不快...などなど、考えてみるとマイナス面も多いものです。
そこでおすすめなのが、箒。ちょっとした掃除なら、箒のほうが断然ラク! 子どものお昼寝中でも夜遅くても使えますし、段差や隙間など、掃除機だとパーツの付け替えが必要な場合でも、箒なら1本でOK。軽いので体に負担もかかりませんし、何より箒で掃く音はとても気持ちがいいもの。エコなのもうれしいですよね。
箒はちりとりとセットにして、すぐ手に取れる場所に掛けておくと便利です。床に落ちたパンくず、ホコリや髪の毛など、気になった時にササッと掃き集めればスッキリきれいに。テーブルや机の上の小さなゴミには、小箒が活躍します。

ウエスなら、躊躇なく拭いて捨てられる!

ちょっとした汚れを拭き取るのにおすすめなのが、ウエス。ウエスとは、着古した服やボロ布などを小さく切り、掃除に使ってそのまま捨てる「使い捨て雑巾」のことです。私は衣替え時に不要な衣類として出た、サイズが小さくなった子どもたちのTシャツや着古したインナーなどを切って、ウエスとして使っています。
サイズは大小2種類作っておくと便利です。大きめサイズは窓ガラスや鏡などの広い面積のものを拭く時に、小さめサイズは調理中に飛び散った調味料や容器の口側に垂れた油などを拭く時に重宝します。ササッと拭いてポイッと捨てられるので、とにかく掃除がノンストレス! フライパンやお皿に残った油なども、ウエスで拭き取ってから洗うとラクですよ。気になった洗面所の汚れなども、ウエスでひと拭き。こんな感じに日々使うので、小さめウエスはカゴにまとめて入れて、キッチンと洗面コーナーの隅にそれぞれ置いています。

こまめにはたけば、ホコリは溜まらない

以前のコラムでもご紹介した、はたき。ホコリが溜まらないよう、はたきを日常的に使うことで、年末の大掃除はグンとラクになります。
例えば、背の高い棚や冷蔵庫、エアコン、シェードの上などに溜まる、モワモワしたホコリの塊。私ははたきを使い始めるまでは、高い場所にホコリは溜まって当然だと思っていたので、いつも見て見ぬふり。毎年大掃除で嫌な気分になりながら、溜まったモワモワを取り除いていました。それがはたきで週に数回ほど軽くはたいておくだけで、ホコリ知らず。もちろん大掃除も不要に。手が届かない場所でも、はたきできれいはキープできるのです。
今年もあと2カ月と少し。年末が近づくにつれて気になってくるのが大掃除です。じつは窓を開け放してもまだ寒くなく、乾きも早い今の時期は、掃除に適したシーズンでもあります。今からちょこちょこ掃除をしておけば、寒い真冬に頑張らなくてもすみますよ!

撮影・文/石野祐子(Forest inc.)

フリーランスエディター・ライター。家事セラピストユニット「いえはな」主宰。海外ウエディング誌、女性情報誌、ファッション誌、インテリア誌などの編集を経てフリーに。料理やインテリア、育児、健康など、女性の暮らしにまつわるジャンルにて執筆。また、文筆家&生活哲学家・辰巳渚主宰の『家事塾』にて学び、1級家事セラピストの資格を取得。2016年より自宅教室「いえはな」を主宰し、すっきり暮らす片づけの考え方や、日々の家事をラクに気持ちよく回すための秘訣を伝えている。

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