Brillia くらしのコラム

気持ちのいい暮らしのつくりかた

パンリースの作り方

もうすぐクリスマスシーズンに突入ですね。お部屋のデコレーション、今年はどうしますか?
ショップで素敵なリースやオーナメントを探すのも楽しいですが、手作りするのもおすすめですよ。
今回は手軽に作れて可愛い!パンリースの作り方をご紹介します。

すべての材料を混ぜてこねて、生地を作る

パン屋さんで見かけるパンリース、家でも簡単に作れます。美味しそうに見えますが、残念ながら食べられない飾り用のパンです...。が、その代わり腐ることはないので、クリスマスを過ぎても年じゅう飾っておくことができます。大雑把に作ってもいい感じに仕上がり、手作りならではの、ぬくもり感のあるリースができあがりますよ。
【材料(リース1個分)】
強力粉90g、薄力粉10g、食塩1g、バター6g、水48g
材料は家にあるものでほぼ揃うかと思います。今回もそうですが、どうせ作るのなら2個欲しいなと、私はいつも材料を2倍量にして作業しています。
【作り方】
①すべての材料を混ぜ合わせ、生地がまとまり表面がなめらかになるまでこねます。ホームベーカリーに材料をすべて入れ、生地をこねてもらうとラクです。
②生地を長方形に平らにのばして整え、ラップで包んで30分ほど寝かせます。

生地を分割して細長くのばし、編んでいく

③長方形にのばした生地を3分割し、手で棒状に整えていきます。なるべく3本の長さと太さを同じにするのがポイントです。また、リースの直径を大きくしたい場合は細めに、小さくしたい場合は太めにします。今回は生地を3分割して三つ編みにしましたが、2分割にしてねじっても、5分割して五つ編みにしてもOKです。
④3本の端をくっつけてから三つ編みし、編み終わりの端もくっつけ、さらに端同士をくっつけてリース状に整えます。端の処理時は手に少し水をつけて作業すると、生地同士がきれいにくっついてくれます。
⑤できあがったリースを天板に並べて200℃のオーブンで30~40分ほど、焼き色を見ながら焼きます。ある程度しっかり焼き色をつけたほうが、美味しそうに仕上がります。

オーブンで焼いてニスを塗り、デコレート!

⑥焼き上がったら粗熱を取ってから、刷毛でニスを薄く塗り、乾かします。ニスを塗るほうがパンが割れにくく、防カビ、防腐、防虫効果もあるため長く保存できるようになります。刷毛とニスは100円ショップでも手に入ります。
⑦ニスが完全に乾いたら、飾りをつけて完成です。私は取っておいた、お店のラッピング用リボンを使ってデコレート。パンの端同士をくっつけたところを隠すようにリボンを巻くと、見た目に美しく仕上がります。
パンリース作りの所要時間は2時間ほど。身近にあるものでできますし、こねこねする作業も楽しいですよ。好みの飾りで自由にアレンジできるのもいいところ。クリスマス感満載にしても、通年飾れるよう敢えてシンプルにしてもOKです。お部屋の雰囲気や気分に合わせて、自分らしい表情のリースに仕上げてください。

撮影・文/石野祐子(Forest inc.)

フリーランスエディター・ライター。家事セラピストユニット「いえはな」主宰。海外ウエディング誌、女性情報誌、ファッション誌、インテリア誌などの編集を経てフリーに。料理やインテリア、育児、健康など、女性の暮らしにまつわるジャンルにて執筆。また、文筆家&生活哲学家・辰巳渚主宰の『家事塾』にて学び、1級家事セラピストの資格を取得。2016年より自宅教室「いえはな」を主宰し、すっきり暮らす片づけの考え方や、日々の家事をラクに気持ちよく回すための秘訣を伝えている。

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