Brillia くらしのコラム

気持ちのいい暮らしのつくりかた

模様替えをしたい、殺風景な空間を明るくしたい。そんな希望を叶えてくれるのが、ウォールデコレート。
壁にお気に入りを飾るだけで、お手軽にインテリアの雰囲気を変えることができます。
家で過ごす時間が長くなる秋に向けて、部屋を居心地よく整えましょう。

思い切って、壁にワンポイント加えてみる

壁がのっぺりとしていて寂しい時や、モノをあまり置きたくないけれどインテリアのアクセントになるものが欲しい時は、ステンシルシートで壁に絵や模様を描いてみてはどうでしょう? 私は鳥が飛んでいる絵柄のシートを使って2羽描いてみたのですが、これだけで部屋の印象が引き締まったように感じました。壁に描くのに抵抗があるならば、ウォールステッカーを貼ってみても。貼り替えもできるので気軽にチャレンジできます。
壁にオブジェを飾るのもおすすめです。なるべく軽めのものを選び、しっかり固定しましょう。上の写真内の左上のフクロウは、部屋の守り神をイメージして高めの位置に鎮座させました。長女の部屋の白々とした壁には、やさしくふんわりした花のオブジェを。壁にワンポイントあるだけで部屋の雰囲気は驚くほど変わります。

写真や絵ハガキをランダムに貼る

写真を両面テープなどで直接ペタペタと貼りつけるだけでも、見た目に楽しいスペースが生まれます。厳選した写真や絵ハガキを等間隔に並べて飾ると、ギャラリーのようにオシャレで洗練された空間になりますが、私は整然と並べるよりもラフに配置するほうが、リラックスできる雰囲気になるように思い、敢えてランダムにディスプレイ。こちらの飾り方のほうが深く考えずにできますし、写真などを追加したい時も適当な位置にペタッと貼ればOKです(笑)。
ランダムに貼る時のポイントは、バランスです。いつも目にする壁なので、安定感や安心感をもたせるようバランスよく配置しましょう。高さや間隔などがまちまちでも、全体がなんとなくまとまっていればいいと思います。

子どもの作品を壁に飾れば、立派なアートに

子どもが折り紙や切り紙遊びをしたもの、画用紙で作った作品なども、壁に貼ると明るく元気なインテリアに早変わり。なかでも「これはいい!」と思った絵などは、額装してから飾ることをおすすめします。立派なアート作品のように見えますよ。
ハロウィンやクリスマスなど、季節に合わせたテーマで子どもに作品を作ってもらい、壁にデコレートしてみるのも楽しそうです。

キャンバスにコラージュしてディスプレイ

画材屋さんや文房具屋さんで売っているキャンバスも、軽くて壁に設置しやすく、ウォールデコレートに使いやすいアイテムです。大小さまざま揃うサイズから選べ、小さいものは400円程度で購入できます。写真や絵ハガキをコラージュしても、お気に入りの布を張ってファブリックパネルにしても素敵ですよ。ファブリックは春夏・秋冬で張り替えてもいいですね。
家具を買ったり移動させたりすることなく、部屋を狭くすることもなく、お手軽に模様替えできるのがウォールデコレートのいいところ。壁を目にするだけで家族みんなが楽しくリラックスできるような空間を目指して、“とっておき”を飾ってみてはいかがでしょうか?

撮影・文/石野祐子(Forest inc.

フリーランスエディター・ライター。家事セラピストユニット「いえはな」主宰。海外ウエディング誌、女性情報誌、ファッション誌、インテリア誌などの編集を経てフリーに。料理やインテリア、育児、健康など、女性の暮らしにまつわるジャンルにて執筆。また、文筆家&生活哲学家・辰巳渚主宰の『家事塾』にて学び、1級家事セラピストの資格を取得。2016年より自宅教室「いえはな」を主宰し、すっきり暮らす片づけの考え方や、日々の家事をラクに気持ちよく回すための秘訣を伝えている。

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