気持ちのいい暮らしのつくりかた
衣替えもほぼ終わり、服装はすっかり夏らしくなりました。せっかくだからインテリアも、夏に向けて模様替えしませんか?
今回は目立たないけれど意外と重要な、カーテンについてのお話です。
色が変わるだけで見た目も気分も変わる!
我が家は年に2回、カーテンを取り替えます。秋冬シーズンの赤色から夏仕様の白にチェンジするのは、毎年4~5月頃です。写真は取り替える前後の様子ですが、爽やかな色に変えるだけで、見た目も気分も一気に夏モードへと切り替わります。背伸びをして深呼吸したくなるような清々しさと、あぁ暑い夏がまたやってくるんだーという気構えと。家族も密かにこのイメチェンを楽しみにしているようで、目にした瞬間に「あ、替えたね!」とつぶやいています。
冬場は暖色系に。取り替える時に洗濯を
白から赤へと取り替えるのは、葉っぱが色づき始める10月下旬頃。秋冬シーズンのカーテンは、視覚的にあたたかみを感じる暖色系がおすすめです。無難なカラーを選びがちですが、思い切って赤やオレンジなどにしても楽しめると思いますよ。
いっぽうで見落としがちなのが、カーテンの汚れ。環境にもよりますが、知らず知らずのうちにカーテンにもホコリや室内外の空気の汚れや臭い、手垢などが付着しています。取り替え時に洗って清潔にしておきたいですね。ウォッシャブルタイプのカーテンなら自宅の洗濯機で洗えます。
機能性カーテンで夏場も暮らしやすく
遮光や遮熱、防音や防火、ミラー、UVカット効果をもたせたものなど、暮らしをより快適にしてくれる機能性カーテンも増えています。外からの視線が気になる場合はミラー、寝室には暗さを保てる遮光といったように、目的に合わせて機能を上手く取り入れたいですね。とくに夏場は見た目の涼しさだけでなく、外からの熱による室温の上昇を防ぐ機能も兼ね備えたカーテンだと安心です。我が家は数年前に遮熱機能の高いものに変えたところ、以前よりも確実に室内が過ごしやすくなり、エアコン稼働時間も減りました。暑くなってくるこれからの季節、今年もやってくるであろう猛暑への対策として、カーテンを見直してみてもいいかも知れません。
撮影・文/石野祐子(Forest inc.)
フリーランスエディター・ライター。家事セラピストユニット「いえはな」主宰。海外ウエディング誌、女性情報誌、ファッション誌、インテリア誌などの編集を経てフリーに。料理やインテリア、育児、健康など、女性の暮らしにまつわるジャンルにて執筆。また、文筆家&生活哲学家・辰巳渚主宰の『家事塾』にて学び、1級家事セラピストの資格を取得。2016年より自宅教室「いえはな」を主宰し、すっきり暮らす片づけの考え方や、日々の家事をラクに気持ちよく回すための秘訣を伝えている。