アメニティサポート研修センターにて開催された、記念すべき第一回目となった「マンション管理組合セミナー」。ここでは、東京建物アメニティサポートの業務内容説明にはじまり、マンション管理士・稲葉早苗先生による講演、各マンションの理事たちによる活発な議論・意見交換などが行われました。
マンション管理士として活動する稲葉先生の講演では、管理組合・マンション管理会社、それぞれの重要性や管理組合運営の基礎について分かりやすく解説。マンション管理に関する最新情報なども加えながら、管理組合とマンション管理会社との信頼関係の大切さについて語っていただきました。
また、現代のニーズに合う管理組合の姿について、Brillia Mare 有明 Tower ＆ Gardenで理事長を務める星川太輔氏は、理事会運営の難しさ、おもしろさ、そしてやり甲斐についてユーモアを交えて講演。「一人でも多くの方に自分のマンション生活を好きになってもらうためには、自分たちのマンションでしか味わえない体験をしてもらいたい」と、現代の理事会のあり方について、軽妙なトークでご参加の皆様の心を鷲掴みにしました。

マンション防災の必要性は理解していても、どんな対策を講じるべきかはよく分からないという方も多いはず。そんな役員の皆様に向けて、東京建物アメニティサポートでは平成27年9月6日（日）に、「マンション防災施策の基礎を学ぶ」をテーマにしたセミナーを開催しました。約50名の役員の皆様に向け、防災対策の必要性を力強く訴えたのは、この日のために万全な準備と研修を行ってきた東京建物アメニティサポートのスタッフたち。そして今回のセミナーにご協力いただいたのは、年間100棟以上ものマンション防災に携わる株式会社つなぐネットコミュニケーションズさんです。
マンション防災の基本的な考え方から現状を把握することの重要性、マンション防災には欠かせない「共助力」を高めるためのルールづくり、各戸で準備できない防災備品など、マンション防災の基礎を知る絶好の機会に、役員の方々のまなざしも真剣そのもの。7チームに分かれて行われたワークショップでは、これまで研修を積んだスタッフのサポートのもと、震災時の被害想定をそれぞれ思いつく限り書き出し、被害内容を分類していくことで、マンションごとに必要な防災対策を見つめ直すという時間が設けられました。規模や立地、設備等に差があるマンションの役員同士が意見を出し合ったことをベースに、お住まいのマンションの防災対策メンバーで再度考えられるだけの被害状況を確認し合えば、特有の防災対策が見つかるのではないでしょうか。